41日め

2015年2月17日に生まれた長男の生後41日めからの記録

平川理恵「あなたの子どもが自立した大人になるために」

活字に飢えて新聞を読み始めた。恥ずかしながら今まであまり読まなかったのですが、図書館も休館だし、買うにしても気軽に何冊も冒険できないから。今まで読んでまた読みたかったり面白かったりしたやつを買ってはいる。コロナの記事が多いから、ひらがなとカタカナは読めるyくんが横から覗き込んで「またコロナぁ?!」と頓狂な声をあげる。

 

最近読んで面白かったのは平川理恵さんの「あなたの子どもが自立した大人になるために」。

平川理恵さんは女性初の公立中学民間人校長。わたしも子供の頃「窓際のトットちゃん」を読んで、こういう学校を作って校長先生になりたいと思ってたな。でも教師にはなりたくないから、なんとなくその夢を忘れてた。いまでもGTOとかに出てくる「型破りな生徒や破天荒な教師の価値を認めて物分かりよく頷く初老の権力者」には憧れる。

 

この本は民間から公立中学校の校長先生になった平川さんが、「自立貢献」という言葉を掲げて、就任してからやったことが書いてある。めちゃくちゃ面白い。いますぐドラマ化できそう。生瀬勝久さんが顔をしかめて「またあの民間人がぁっ!教育の現場も知らんくせに好き勝手やりおって〜」とか言ってそう。

リクルートに入ってから十年も経たずに独立して会社を立ち上げた平川さんが、出産を機に教育に関わりたくて民間人校長の募集に応募するところから始まる。やっぱリクルート出身の人ははんぱじゃないな。結構前のがっちりマンデーでも、リクルート出身の人が立ち上げた会社を特集してたなー

 

民間人としての視点から発見した、教育現場に足りないもの(交通費、スクールロイヤー、IT情報担当、アジェンダ、学生ノリを消す機会)の章も面白かったし、就任してからの取り組み(空き時間は授業を見に行き、先生と面談をする。気づいたことをフィードバックして、工夫している取り組みなどを学校だより載せるなど)も、こんなにしてもらえたら先生たちも嬉しいだろうな、やる気出るだろうなと思った。教室って閉鎖空間だもんね〜誰からも褒められず授業し続けるのは大変だろうな。

平川さんは娘さんの通う学校でPTA会長もされてるそうで、「どちらが本命なのと聞かれますが、わたしを舐めないでほしい」という文章が鮮烈だった。

 

yくんも来年は小学生だ!どんな教育を受けてどんな教師に会うんだろう。

 



朝 バナナ、ヨーグルト、かしわ飯、ミロ

間食 オレオ五枚、すきやきおにぎり二個

昼 ハンバーグ、ささみフライ、蒸しブロッコリーとアスパラガス、杏仁豆腐、チョコレート一粒

間食 りんご半分、キウイ半分

夜 春雨炒め、アボカドレモン醤油、長いもの梅肉和え、ダノンビオ無糖