ドラフトと外様と生え抜き

ドラフト会議楽しそう。プロ野球ファンが高校野球ファンになるのわかるな〜甲子園で輝いてたあの子が、ドラフトで交渉権引き当てた瞬間に「うちの子」になるんだもんね。
ドラフトって、1選手にプロ入りを交渉できるのは1球団だけで、選手側は交渉権持ってる球団に入るorプロ野球選手にならないor一年浪人する、が、選べる。仕組みをtさんに説明してもらって初めて知った。好きな球団に入れるとは限らないんだね！ドラフト指名されなかったらプロ野球選手にはなれないの？道具係とかからプロ野球選手になった前例はないの？ドラフト指名されるため何浪もした人とかいないの？
ドラフト指名制っていつから、誰が考えたんだろう。こんなのめちゃくちゃドラマチックじゃんね、最後は運！っていう。交渉権引き当てる箱？あれはなにが入ってるの？紙？誰が紙いれるの？不正はどう防ぐの？あれ引く人はどうやって決めるの？やっぱ前もって球団内でくじ引きして、当たりくじ引いた人が「運が強い」とされて引くのかな。それとも「ここで運を使うようなヤツはだめ」って別の人がやるのかな。
謎。ドラフト、謎。
プロ野球選手になるか迷ってたけど、ドラフト指名されたからプロ野球選手になった人っているの？野球にはノータッチの人生だから知らないことばっかりだよ。でも楽しそう。

G1優勝決定戦の棚橋飯伏戦からずーっと、生え抜きと外様のことを考えてる。
ケニーがDDTから新日に移籍したとき、「わたしは新日本プロレスの武器になりたい。DDTに所属して、新日本プロレスのリングで試合したときは、スタッフが着ている新日Tシャツがうらやましかった」と会見後インタビューで言ってた。そのあとケニーがG1で優勝しても、年間ベストバウト賞を取っても、IWGPヘビー級取っても、「いずれはWWEに行くんでしょ？」っていう声は消えなかった。
ケニーの考えてることはケニーにしかわからないけど、「新日本の武器になりたい」って移籍してきた人に対してずっと不信感を持ち続けるのはどうなの？こんなに身を削ってすごい試合してるのにひどいじゃん。という思いがある。
だからG1優勝決定戦で、セコンドに柴田選手を連れてきて、「生え抜きvs外様」って構図をくっきり示した棚橋選手にはちょっと、燠火のようにくすぶるものがある。ゲスト出演したラジオでは「あんなにえげつない空気になるとは予想してませんでしたよ」って言ってたけど、そりゃなるでしょ。飯伏選手は新日に移籍するときも結局DDTとのダブル所属っていうはっきりしない移籍だったし、結局辞めてWWEのリングにあがってるし、いまも所属はしてないってところで良くは思ってない新日箱推しのファンもいるでしょ。ケニーだって生え抜きではないし外国人だから、柴田選手連れてこられたらそりゃ新日ファンはそっちにテンションあがっちゃうでしょ。それ予測できないわけないでしょ。

とはいえ、いまのヤングライオンたちが将来、海外修行から帰ってきてよその団体から移籍してきたレスラーと戦ったとしたら、思い入れがあるぶん生え抜きのヤングライオンたちを応援しちゃうと思う。
とすると、ケニーはたとえ一生新日本プロレスに所属し続けたとしても、生え抜きには敵わなくて、ポッと出の外敵扱いなのかな。そう考えると切ない。
好きなヤングライオンの八木選手、退団しちゃったよ。それもあって、秋だし、なんかずっとさびしい。
八木哲大選手のこと。 - 逆エビ日記Ver3.0
三田さんが書いてくれたブログ何度も読んでる。それから、棚橋選手のも。

でも正直…

お前がいるプロレスの未来も見てみたかった。

この歳になって初めて

見送る方が悲しいって知ったよ。

棚橋選手は偉大すぎて、好きになっても憎んでも敵わない。いま棚橋研究中でどう消化していいかわからないけど、来年の1月4日、ケニーvs棚橋戦がこわいです。