成富ミヲリ「絵はすぐに上手くならない」
絵が上手くなりたくて、成富ミヲリさんの「絵はすぐに上手くならない」を読んだ。絵を描く能力とは何か、絵を描くとはどういうことかが書いてあった。絵が上手くなってどうしたいのかという目的によってトレーニングの方法は異なる。わたしはただ絵を楽しく描きたいから、目を鍛えて色んな情報を得るため、形状ストックをやればいいみたい。実物や図鑑を見ていろんなものを模写して描いてみる。写真や作品を模写して形を確認する。以前に描いたものを思い出しつつ描いてみる。
Yくんに「電車かいて」と言われることが多いので、山本忠敬さんの絵本など模写してるけど電車の車輪周りのごちゃごちゃが全然わからない。あれも型番とかによって違うのかな?早くあの辺りも理解して描きこなせるようになりたい。でも一番描いてて楽しいのは誰かの家とかお店とか。Yくんがトミカを走らせられるように、交通標識とか信号、道路の「止まれ」の注意書きを書き込むほか、病院住宅レストラン等の街の絵を描くのが面白い。大抵Yくんの消火活動で赤と水色に塗りつぶされちゃうけど。
わたしの大好きな中島裕翔くんはカメラが趣味で、よく風景を撮っている。それが全然理解できないから、「写真を撮る」ということにすごく興味がある。なぜ写真を撮るのか?なぜ風景なのか?撮ってどうするのか?「撮るだけで嬉しい」「撮るだけで楽しい」???
カメラの項には「目的と効果:構図感覚を養う。トリミングや視点の違いによる画面作りの研究。自分、他者の視点の違いを知る。資料を作成する。」とあった。これは絵を描く人のためのカメラの使い方だから、裕翔くんにはあんまり当てはまらないかなー。
ただ、構図の鍛え方で「紙の端が世界の終わりなので」という文章があってハッとした。裕翔くんは写真を撮ることで世界の終わりも作ってるんだと思うとときめく。行動範囲が特定されないようにか、裕翔くんの撮る写真は空ばっかり。
今日は広島原爆の日。柳田邦男さんの「空白の天気図」を読み返したい。
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空白の天気図―核と災害1945・8・6/9・17 (文春文庫)
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