イライラの処方箋
田房永子さんの「キレる私をやめたい」を読んだ。
キレる私をやめたい ?夫をグーで殴る妻をやめるまで? (バンブーエッセイセレクション)
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
イライラしてどうしようもなくてTさんはおろかYくんにまで冷たく当たってしまうことがあって、それを解消するヒントになればと思って。
作中田房さんが「自分がキレるパターン」を把握して、それがキレ寛解の手がかりになっていたので、自分も考えてみた。
わたしがイライラするときは、やることがたくさんあるとき。やることっていうのは、片付けとか、身仕舞いとか、書類手続きとか。
「片付いた清潔な部屋で暮らしたい」
↓
「散らかってるから片付けないと。台所とリビングくらいはせめて。でも寝室も洋室も散らかってる」
↓
「まず手の届く範囲から。台所。ゴミ多いな。Tさんの捨て忘れだな。なんでいつも捨てないんだろ、あっ食器がいつもと違うところにある。Tさんが食洗機から出してしまってくれたんだな。なんでいつも適当に空いてる場所に入れるんだろう。この前もそう。この前の前もそう。リビング散らかってる。寝室と洋室も散らかってる。なんで出したもの元の場所にしまえないの?あれもこれもあのときもその前も」
で、イライライラーー!!とする。散らかってる中には当然Yくんのおもちゃやカルタやブロックも多いのでYくんにもイライラする。
「こういう暮らしがしたい」「でも出来てない」っていうのを感じる時にイライラするのかな?
理想の自分じゃないって思うのかもしれない。
田房さんがゲシュタルトセラピーを受けた後にやっていた「ここにいる」トレーニングは、マインドフルネスみたいなことなのかな。
わたしも、少しのイライラが発端となって昔のことを思い出してイライラが増幅するから、この「目の前にあるものを言葉にしてみて、心を今ここに戻す」って方法はとても有効な気がする。これはアンガーマネジメントの本にも載ってた。「目の前にPCのキーボードがあります」「右手はマウスに乗っています」「モニタの下に腕時計を置いています」みたいに、心を今ここに戻すと、イライラのサイズが適正になる。
でも、いやどうなんですかね?
どう考えてもゴミをゴミ箱に捨てない方が悪いですよね?なのにわたしがなぜイライラを抑えてゴミ箱に捨てないといけないんですかね?
何度もお願いしてるし、捨てやすいゴミ箱の場所を一緒に考えようとか、色々してるつもりだけど、出来ないものは出来ないのかな。
わたしが出来なくてTさんが出来ることもたくさんあるもんな。
でもなぁ〜