ゴールデンクリシュナ「さよなら、インタフェース」
普段そんなこと滅多に言わないTさんが、「はやく10月4日来ないかな〜」というので微笑ましい。HUNTER×HUNTER36巻の発売日です。
電子書籍のいいところはたくさんあるけど、悪いところは漫画を家族で共有しにくいところ。
ゴールデンクリシュナの「さよなら、インタフェース」を昨日読んだのでますますそう思う。
電子書籍を読む場合、
1.iPadを取り出す。
2.パスコードを入力してロックを解く。
3.起動していたアプリを終了させる。
4.起動していたグループを終了させる。
5.ブラウザを立ち上げて、ebookにアクセスする。
6.本棚アイコンをタップする。
7.ログイン画面にパスワードを入力する。
8.本棚の読み込みを待つ。
9.目的の本を探してタップする。
という段階を踏まないと読めない。いざ書き出してみると9ステップもある!いつもよくこんな多くの段階踏んで読んでるなぁ。紙で本棚からパッと取り出すほうがインタフェースとしては比べるまでもなく優れてる。
「さよなら、インタフェース」はこういう事例がまわりくどく延々と述べられてる本。車のトランクを開けるとき、スマホのトランク開閉アプリを作成するよりも、トランクのリアバンパーの下に「蹴り」を検知して作動するセンサーをつけるほうが優れている。「インタフェースがないのが最高のインタフェース」、もうスマホの画面に囚われるのはやめようという主張。楽しんで書いたことが伝わってきた。
写真家の誰かが、この世で形の完璧なものは、船と楽器と女性の体って言ってたらしい。
この前実家に帰ったら、笛収集家の父が新しい笛を見せてくれた。赤い鼻笛と黄色い鼻笛と青いスライドホイッスル。
鼻笛は演奏する時ハンニバルのレクター博士のようになるのでYくんが怖がっていた。あれも完璧な形なんだろうか?
演奏しにくい楽器があるなら、それはインタフェースとしては改良すべきだけど、その形が一番いい音が出るっていうなら話が変わってくる。楽器は人が演奏するためにあるのか、音を出すためにあるのかどっちかな。バイオリニストはバイオリンを弾き続けると体が歪んでくるけど、歪んだ体にバイオリンがぴったりとはまってとても良い演奏が出来る、歪んで初めてバイオリンが体の一部になる。という話を読んだ。楽器って鑑賞するのも楽しい。むかしは父親に連れられて、よく楽器屋さんに行ったっけな。
なんか元気が出ないのは、もしかして寒いのと食欲がないから?と思ってちょっと辛めのカレーを食べた!元気は出なかったけどお腹は膨れたからOK〜
- 作者: ゴールデン・クリシュナ,武舎るみ,武舎広幸
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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