しつけと審判134日め

1日じゅう、Yくんの横で寝そべってスラムダンクを読んでいた。
「敗因はこの私！選手たちは最高のプレイをした！」で号泣しているわたしを、Yくんが不思議そうに見ていた。
スラムダンクの試合ではファウルトラブルの描写が多いけど、審判員って大変だね。2回めの湘北-陵南戦で、魚住があえて赤木に強めに当たって、これくらいならファウルは取られないっていう線引きをするシーンがあるけど、わたしが審判なら基準揺れまくって、さっきはOKだけど今回はNGってことになりかねないし、反射で笛を吹いた後「いまのほんとにファウルかな？」と思ってしまって笛の音が「ピ〜…？」くらいになりそう。
だから勝手にしつけのことに関連付けてしまって、いまから不安になった。

姉が、気づいたら昔自分が叱られてたことと同じことで息子を叱ってるって言ってたなー。なに？って聞いたら、「すぐに夕飯の献立を聞く」だって。「卑しいよ！」って叱るんだって。うーん。
母に、そういうことで姉を叱ってたの？と聞いたら、「確かに叱ってた」と言われた。「でもいま考えると、献立決まってないのに聞いてくるから、イラっとしてたんだと思うの。悪いことしたなー。叱らないであげてー」だって。
うーーん。

「叱るっていうか怒ってばっかりいる。寝顔を見てると可愛くて、申し訳なくて泣けてくる」とも姉が言ってた。
そうかー。しつけなんてわたしに出来るのかなぁ。基準揺れまくって、この前は叱らなかったけど今回は叱る、ってことになりそうだなあ。
まあまだ考えなくていっかな……これって逃避かな？とりあえず今も、Yくんの寝顔は可愛い。最近頬の産毛が伸びてきた。