41日め

2015年2月17日に生まれた長男の生後41日めからの記録

新撰組を読み聞かせている94日め

Yくんは生まれついての甘えん坊で、入院しているときも病院のスタッフさんに「甘えん坊〜!」と言われていた。よく泣くけど、抱っこするとぴたっと泣きやむから。
それはいまでも変わらなくて、抱っこして歩けば大抵泣きやむ。それはいいんだけど、体力がどうも持たなくてねえ〜〜
疲れて座ると泣き始めるのでたいへん。

今週のお題「最近おもしろかった本」
最近新撰組の話が読みたくて色々借りている。

「おめぇはてっきり、」
声色を和らげて言った。
「永倉と一緒に抜けると思ったんだが。永倉を信頼しているのは京の頃からだったろう?」
「……。永倉のことはいいじゃねぇか。新撰組を抜けることが、俺には考えられなかっただけだ」
「一匹狼だとおもっていたが、どういう風の吹きまわしだ」
皮肉ではなく、歳三は心底驚いた表情をしたという。仕事は完璧にこなしてきたが斎藤は、新撰組をその精神の拠り所として見出している風には見えなかったからだろう。
歳三の言葉を聞いて、斎藤の顔が曇っていくのが、端で見ている市村にもはっきりわかった。
「あんたにはそう見えたのかもしれないが、そんなことでもなかったんだ」
低いかすれ声だった。
「近藤さんやら沖田やら、他の連中のこともそうだが、あんたはこれと決めた他人のことは信用するくせに、そいつらから自分が信用されているとは思えねぇんだな。完璧に采配を振るうことだけが相手を救うと思っている。采配なぞ間違っていても、自分の信用した奴がしたことなら、おれはどんな結果でも受け入れるが」

このシーンが読みたくて、でもどの新撰組を題材にした小説だったか忘れてしまったので、まず借りたのが浅田次郎壬生義士伝だった。斎藤が、人間はみな歩く糞袋って言ってるやつ。

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)

壬生義士伝壬生義士伝で面白いんだけど、正解はこっちだった。幕末の青嵐。
新選組幕末の青嵐

新選組幕末の青嵐

幕末の青嵐は井上源三郎さんが魅力的に描かれているのがいいなーと思う。Yくんの横に寝転んで読んでいたら、Yくんが暇そうだったので読み聞かせた。ちょうど山南さんを沖田総司がおいかけるところだったので、泣きそうになってしまってやめた。

壬生義士伝、幕末の青嵐と読んでいったら懐かしくなったので風光るも借りている。

風光る (1) (別コミフラワーコミックス)

風光る (1) (別コミフラワーコミックス)

風光る、面白いねー。作者のおセイちゃん愛が強すぎてウッ…となるところはあるけど、自分の知っている史実におセイちゃんがうまく絡んでいるのが面白い。もう完結してるんですよね。どうなるのかなー。死んだと思っていた父と兄に再会して、女子に戻って暮らすんだろうか。そんなありきたりなラストにはしないだろうから、ワクワクしながら読み進めている。

一応目で追ってはいたけどそこまで興味を示さなかった。