3歳の反実仮想

滑った拍子に頭を打って、失っていた記憶を取り戻した。そうだ、わたし吉瀬美智子になりたいんだった！
暑さと楽さに参ってリュック背負って通勤していたけど、これはわたしのなりたい姿ではない。ということでパーマをゆるくかけて、ヒールの高い靴と秋色のアイシャドー、A4の書類が入るきれいめの鞄を買ってきた。パールのついたゴールドチェーンのロングネックレスほしいな〜あと赤いスカーフ欲しいな〜首長くしたいから肩ボト打とうかな〜
10月に入ったらやりたいこといっぱいある！！
9月まで長かったなー
色々よく我慢したー
そういえば最近ちょくちょく「鞄の中身」エントリを見かけるので嬉しい、楽しい。わたしもやりたいんだけど、あれは下に何を敷けばおしゃれに見えるんだろう？しばらく観測を続けて、トレンドとテクニックを探ります。

液体オーラルケアを探してドラッグストア行ったら、どれもCPCが入ってた。なぜCPCがだめなのか本を読み直してみたら、「バイオフィルムのなかまでは殺菌できないから、バイオフィルムが形成された後では意味がない」「口内を殺菌しすぎると耐性菌が出来たり、菌交代現象が起きたり色々影響がある」とのこと。
殺菌成分は唾液にもあるから、とにかくよく噛むのがいいみたい。

寝る前にyくんが、「魔女が山手線を虹色にしちゃったらどうする？」と聞いてきた。
どうもしね〜〜〜〜
来た電車に乗るだけ〜〜〜〜
とは言えないので、「線路も虹色になるのかな？虹色の駅に到着するかもね」とお茶を濁した。
こういった「何々だったらどうする」という反実仮想は薩摩藩の藩校でよく見られた教育法で、詮議という。「もし塀の上から唾を吐きかけられたら、薩摩藩士としてどう対応すべきか」等々。状況に応じたシミュレーションを行うことで有事の際に行動を起こしやすくするらしい。磯田道史先生の本に書いてあった。
だからなるべくちゃんと考えて答えたい。
「ティラノサウルスがこの家を掴んで揺らしたらどうする？」とか、「保育園にいるときステゴサウルスが歩いてきたらどうする？」とかの危機管理意識とリスク発生時の対応をたまに問うてくるので、yくんはどうする？と逆に聞いたら「きゃーって叫んで、ママに抱っこしてもらう」だって。リアリティーだけは抜群の回答ですね。